スポーツ傷害でお困りではありませんか?

スポーツ傷害とは、スポーツに関連して発生する身体の痛みや不調のことです。激しい運動による突発的な怪我だけではなく、同じ動作の繰り返しによって徐々に症状が現れる場合もあります。
こんな症状はありませんか?
- 運動中や運動後に特定の部位に鋭い痛みや違和感がある
- 関節の可動域が制限され、普段の動作が困難になっている
- 患部に腫れや熱感、内出血による変色が見られる
- 筋肉や関節に力が入らず、パフォーマンスが低下している
- 痛みが徐々に悪化し、安静時にも持続するようになった
- 「ポキッ」や「バキッ」といった音とともに急激な痛みが走った など
痛みや腫れ、動きにくさなどの症状が現れることが多く、放置すると重症化する恐れがあります。症状に応じて運動を中止する期間を設けたり、リハビリテーションを受けたりすることが必要です。これらの症状がある場合は、神戸市西区・伊川谷・明石のさいた整形外科リハビリテーションクリニックへご相談ください。
こんな症状がある時は、早めにご連絡を
- 激しい痛みや腫れが生じている
- 関節の動きが著しく制限されている
- 普段の動作でも痛みが出る
- 痛み止めを服用しても改善が見られない
- 夜間痛のために睡眠が妨げられる など
これらの症状はスポーツの種類や競技レベル、年齢などによって発生頻度が異なります。軽い症状でも後に重症化する可能性がありますので、できるだけお早めに当院へご連絡ください。
スポーツ傷害の種類
スポーツ傷害は肩や肘、膝など身体の様々な部位で発生する可能性があります。主に次のような種類があります。
腱板断裂
肩関節を安定させる腱板が損傷する外傷です。年齢とともに腱板が弱くなることで自然に発症する場合もありますが、投球動作など肩に負担がかかる動作の繰り返しによっても発生します。腕が上がりにくい、夜痛みで眠れないなどの症状が特徴です。
レントゲン検査などの画像検査に基づいて、断裂の程度を評価します。腱板の損傷状態や患者様の年齢、目標などに応じて保存療法または手術を検討します。
野球肩
投球動作による過度な負担が原因で起こる肩の障害で、名称の通り主に野球のピッチャーに多く見られます。肩の痛みや違和感、投球コントロール時の乱れなどが症状として現れます。レントゲン検査など画像検査を中心に、肩関節の可動域や筋力などを調べて診断します。
治療では、まず投球動作の中止と炎症の鎮静をはかり、段階的にリハビリテーションを行っていきます。
野球肘
繰り返しの投球動作による肘関節への負荷が原因で発症する障害です。肘の内側部分の痛みや、投球時の違和感が主な症状です。画像検査を中心に、症状の確認などを行って診断します。
投球を控えて患部の安静を保ち、場合によっては消炎鎮痛剤を用いて治療します。様子を見ながらリハビリテーションを行って、筋力や機能の回復をはかります。
テニス肘
テニスをする際の手首を繰り返し使う動作によって起きる、肘の外側や前腕の障害です。テニスだけではなく、パソコン作業でも発症することがあります。ものを抱える際の痛みや、手首を動かした時の違和感が特徴です。症状や可動域などの確認や、画像検査によって診断します。
治療では原因となる動作を控えて、同時に消炎鎮痛剤の投与やリハビリテーションを行います。
半月板損傷
衝撃を吸収するクッションの役割を担う半月板が損傷する外傷です。ひねり動作やしゃがみ込み動作で発症することが多く、サッカーやバスケットボールなどをする方に多く見られます。痛みやひっかかり感、水が溜まるなどの症状が現れます。
画像検査を中心に損傷部位の程度を調べて診断します。症状や損傷の程度によって、保存療法または手術が選択されます。
オスグッド・シュラッター病
成長期の子供に多く見られる障害で、膝下や膝前部に痛みが生じます。サッカーやバスケットボールなど、ジャンプしたり走ったりする動作の多いスポーツで発症しやすいと言われています。
アイシング、ストレッチング、大腿四頭筋の強化練習などを組み合わせて治療します。膝のサポーターが必要になることもあります。
アキレス腱断裂
突然の踏み込み動作や、急な方向転換時に起こりやすい外傷です。バスケットボールやバレーボールなどの球技で多く見られます。断裂時にパチンという音を伴うことが特徴的で、かかとを上げる動作が困難になります。
診断では、画像検査を中心に症状の確認を行います。 治療は、一般的には手術が選択されます。
肉離れ
筋肉や腱に負荷がかかることで、筋線維や筋膜が損傷された状態です。ハムストリングスや大腿四頭筋、ふくらはぎの筋肉などで多く発生します。突然の痛みと腫れや内出血が特徴です。診断は触診による圧痛の確認や画像検査を組み合わせて行います。
治療は、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を基本として、段階的にリハビリテーションを行っていきます。
離断性骨軟骨炎
関節の軟骨とその下の骨の一部が損傷する障害です。膝関節や足関節に多く発生して、成長期の子供によく見られます。関節の痛みやひっかかり感、腫れなどの症状が現れます。関節が動かなくなるロッキングを起こすこともあります。診断はレントゲン検査などの画像検査に基づいて行います。
症状の程度や骨軟骨片の状態によって、保存療法または手術が選択されます。
シンスプリント
脛骨の内側に沿って痛みが出る傷害です。ランニングやジャンプによる衝撃が何度もかかることで発症するもので、長距離走者やバスケットボール選手などに多く見られます。診断は症状の確認と触診による圧痛の確認が中心となります。
治療は運動の調整、アイシング、ストレッチング、筋力トレーニングなどを組み合わせて行います。
疲労骨折
繰り返しかかる負荷により骨に亀裂が入った状態です。特定の部位の持続的な痛みが特徴で、運動を続けると痛みが起こります。診断はレントゲン検査などの画像検査を中心に行います。
十分な期間の安静と、原因となる動作の分析、フォームの改善などで症状の改善と再発予防をはかります。